数珠の意味合い
数珠とは、数珠を紐状にした仏具のことです。
私たちにとって最も身近な仏具であり、念珠や念珠とも呼ばれています。数珠には様々な種類がありますが、元々数珠は108個の数珠が紐に張られていました。108という数字には特別な意味があり、お寺の鐘が108回打たれていることからもわかるように、仏教では108という数字は人間の世俗的な情念の数であると考えられています。お寺の鐘はこれらの煩悩を払い、数珠は1つの玉に1つの煩悩に対応していると考えられています。また、仏具であることから、これを持って祈りを捧げることで、仏様の世界との交信ができるとも考えられています。数珠の歴史は非常に古く、3500年以上も前にさかのぼります。お釈迦様が誕生するずっと前のことです。当時は、毘沙門天や梵天が数珠を並べて運んでいたと言われています。
仏教で数珠（念珠）を携帯するようになったのは、お釈迦様が瑠璃（インドにいると言われる）の王様に「108個の数珠のうちの1個を身につけて仏の名を唱えれば、国が平和になる」と言ったからだと言われています。ちなみに、日本に伝わったのは552年頃と言われていますが、市民の間で広まったのは1688年になってからです。それまでは、翡翠の数珠は限られた人のための特別なものだったのです。しかし、現在ではこのような厳しい考え方は少なくなっています。108個の数珠だけでなく、その半分の54個、さらにはその半分の27個の数珠が売られています。また、数珠は魔除けのお守りとしての意味合いが強くなってきたため、現在ではおしゃれでおしゃれな数珠が多く販売されています。また、数珠のブレスレットも登場しています。以前は特別な人しか所有できない仏事だった数珠が、100円ショップなどでも販売されるようになりました。
今、港区で葬儀をするなら家族葬がお薦め。中でも直葬や一日葬などのプランもある港区の葬儀社グランドセレモニーに相談されると良いと思います。葬儀社のホームページはこちらからどうぞ
